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実生・播種

センナ・メリディオナリスが発芽しない。種皮を削って播き直したら発芽した

発芽しなかったセンナ・メリディオナリスを掘り返し、紙やすりで種皮を削って播き直したところ発芽した記録。

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センナ・メリディオナリスが発芽しない。種皮を削って播き直したら発芽したのカバー画像

センナ・メリディオナリス(Senna meridionalis)。 細かい葉と、ずんぐり太っていく幹がなかなかイイ植物です。 SEEDSTOCKのキャンペーンプレゼントで種子をもらったので、種子から育ててみることにしました。

播種前に薄めたダコニール溶液へ一晩浸漬。 翌日、日向土に播種して腰水で管理します。

播種して、待つ。

出ない。

もう少し待つ。

やっぱり出ない。

ということで、一度掘り返してみることにしました。 亀甲竜の記事でも同じようなことをしていましたね。 というか、まったく同じ時期の話です。

センナ・メリディオナリスが発芽しない。種皮を削って播き直したら発芽したの記事画像

どれかにセンナ・メリディオナリス、どれかに亀甲竜が植えられています。

掘り返しても、ほぼ播種前のまま

種子を回収してみると、腐っている様子はありませんでした。 見た目は播種前とほとんど変わっていません。

センナ・メリディオナリスが発芽しない。種皮を削って播き直したら発芽したの記事画像

中央にある、やや細長く先のとがった6個がセンナ・メリディオナリスです。7月21日撮影。

調べてみると、センナのような硬い種皮をもつ種子では、種皮に傷をつけて吸水しやすくする scarification(種皮処理) という方法が使われるようです。

なるほど。 種子の中に十分に水が入っていないのであれば、いくら待っても始まらないのかもしれません。 種皮の表面自体は湿っているんですけどね。 それなら、少し削ってみましょう。

紙やすりで種皮を削る

使ったのは普通の紙やすりです。 種子の表面を紙やすりに当てて、少しずつ削りました。

とはいえ、中身まで削ってしまうのは怖い。 なので、完全に穴を開けるようなことはせず、

種子の側面の表面を一部だけ薄くする くらいにしています。

削っていると、表面の色が少し変わってきます。 このあたりで止めました。

「これくらいで本当に意味あるの?」 とは思いましたが、削りすぎてダメにするよりはよいでしょう。

種皮が剥けそうになったものは外しました。 処理した種子は、薄めたダコニール溶液で湿らせたキッチンペーパーの上に置いて管理します。

種皮処理から2日で発根!!

7月21日に種皮処理。その2日後、7月23日に確認すると……

発根していました!!

センナ・メリディオナリスが発芽しない。種皮を削って播き直したら発芽したの記事画像

一度目は何も起こらなかった種子が、種皮を削ったあとは動き始めました。

これはかなり分かりやすい変化でした。 ただし、発根したのはこの1粒だけです。

最初から削っておけばよかったとも思いますが、 種皮を削ったから発根した と断定するのは少し難しいと思っています。

今回は同じタイミングで、

  • 何もしない種子
  • 種皮を削った種子

を並べて比較したわけではありません。

最初の播種から時間が経っていたことや、処理後の管理条件など、ほかの要因が影響した可能性もあります。

今回分かるのは、 普通に播いたときには発芽せず、掘り返して種皮を削ったところ、そのうち1粒が発根した というところまでです。 それでも、次にセンナを播くなら、私は最初から種皮処理をすると思います。

発根してからは速かった

発根したセンナは、日向土へ植え付けました。

センナ・メリディオナリスが発芽しない。種皮を削って播き直したら発芽したの記事画像

その2日後、7月25日。 地上部の発芽を確認しました。動きが速いです。

センナ・メリディオナリスが発芽しない。種皮を削って播き直したら発芽したの記事画像

さらに翌日の7月26日。毎日見ても変化が分かるくらい成長します。

センナ・メリディオナリスが発芽しない。種皮を削って播き直したら発芽したの記事画像

7月28日には子葉が展開。成長が速くて飽きません。

面白いのが、まだ子葉の段階なのに、夜になると葉を閉じ、明るくなるとまた開く動きを見せることです。こうした昼夜に伴う葉の開閉は 就眠運動(nyctinasty) と呼ばれます。 小さい苗が毎日葉を開いたり閉じたりしているのは、大変可愛らしい。

センナ・メリディオナリスが発芽しない。種皮を削って播き直したら発芽したの記事画像

8月6日には本葉も展開。育て甲斐があります。

9月、今度は上に伸びなくなった

センナ・メリディオナリスが発芽しない。種皮を削って播き直したら発芽したの記事画像

9月5日。

高さは5 cmほどになりました。 発芽直後はあれだけ毎日のように変化していたのですが、今度は上方向への成長が止まっているように見えます。

その一方で、幹は少しずつ太くなってきました。 センナ・メリディオナリスは、個人的には背丈がどんどん伸びるより、低いまま幹が太ってくれた方がうれしい植物です。

「成長止まった?」

と思いつつ、今は幹が太るターンなのかもしれません。 このあたりは、もう少し長く育ててみないと分かりません。

キャンペーンプレゼントでもらった種子から始めましたが、追加でセンナを播こうか考えています。 1株しか発芽しなかったので、今度は最初から種皮処理をして試してみたいところです。

今回やったこと

まとめると、かなり単純です。

  1. センナ・メリディオナリスを播種
  2. しばらく待つ
  3. 発芽しない
  4. 種子を掘り返して回収
  5. 紙やすりで種皮の一部を削る
  6. 湿らせたキッチンペーパーで管理
  7. 2日後に1粒発根
  8. 日向土へ植え付け
  9. さらに2日後に地上部が発芽

播いて出ない。 掘り返す。 削る。 今度は出る。

文章にすると簡単ですが、実際に芽が出てくるとうれしいものです。 特にセンナは、発芽してからの変化が速く、就眠運動も見られるので、毎日眺めていても飽きません。今後の成長はGrowth Story側でも記録していく予定です。 このまま背丈を抑えつつ、幹が太っていってくれることを期待しています。